「おジャ魔女」の世界楽しんで! 増田まんが美術館で開幕

 人気アニメの放送25周年を記念した企画展「おジャ魔女どれみ25周年メモリアル展」が19日、横手市増田まんが美術館で開幕する。イラストや映像、作品の舞台を再現した空間美術などを楽しめる。8月31日まで。

 おジャ魔女どれみは東映アニメーション制作のオリジナルアニメシリーズで、1999年から2003年にかけて放送された。魔法に憧れる小学生の主人公春風どれみが「魔女見習い」となり、仲間とともに成長する姿を描く。続編に当たる小説版の刊行、放送20周年を記念した劇場アニメの公開など放送終了後も根強い人気がある。

 18日は関係者向けの内覧会が行われた。会場では企画展のメインビジュアルが描かれた縦横10メートルのタペストリーや、作中で主人公が通う小学校の教室を再現したコーナーが目を引く。登場人物のプロフィルを多数の設定資料を交えて紹介しているほか、キャラクターデザイン担当の馬越嘉彦さんが手がけたイラストの原画を鑑賞できる。 

 会場内は写真撮影可。コスチュームの帽子をかぶったり、ほうきに乗ったりして記念撮影できるスポットも用意されている。

 内覧会にはシリーズの生みの親である東映アニメーションの関弘美プロデューサーも訪れた。「放送当時に視聴した子どもたちも大人になり、それぞれ人生の節目を迎えていると思う。昔を思い出したり、また新たな視点で作品を見返したりして楽しんでほしい」と話した。

 メモリアル展は昨年8月から東京を皮切りに大阪、名古屋の各会場を巡回した。東北初開催となるまんが美術館では、地元菓子店などとコラボしたご当地商品を販売するほか、館内カフェで作品にあやかったオリジナルメニューを提供する。

 会期中の土日祝日は秋田名物ババヘラアイスを「おジャヘラ・アイス」として売り子が販売。作中に登場する用語の「ピリカピリララ味」(イチゴとサクランボ)「ウィッチ-・クイーン・ローズ味」(ソーダとミルク)の2種類を扱う。カフェでは土日祝日以外もカップアイスで提供する。

 午前10時~午後6時(最終入場5時半)。大人1500円、高校生千円、中学生700円、小学生500円。未就学児無料。

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