
世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中核である青森市の三内丸山遺跡で19日、本年度の発掘調査(第50次調査)が始まった。昨年度に引き続き、遺跡中心部につながる「第2号道路」(通称・南北の道路)北端周辺が対象で、調査面積は1万1950平方メートル。過去の調査で、道路両側に列状に並ぶ土坑墓や建物跡が確認されており、墓が造られた時期や建物の構造などを調べ、集落の全体像解明につなげる。
同遺跡の発掘調査は1992年度に始まり、毎年行われている。昨年度の調査では、土坑墓列や掘立柱(ほったてばしら)建物跡の配置などを確認した。本年度の調査は10月31日までの予定。7月上旬から9月中旬までの間、発掘調査を行う日には現場を一般公開し、担当者が来場者に解説する。
19日、任用通知書を受け取った発掘作業員6人は、早速現場に向かい、地表から約10センチの深さの土をシャベルで丁寧に除去し、発掘作業を進めた。
同遺跡センターの坂本雄大所長は「調査の一番の目的は、遺跡の全体像解明。集落がどのようにでき、どう変遷していったのかを調べていきたい」と語った。
調査初年度から携わり、調査員歴33年目の渡邊ひとみさん(67)は「毎年新しい発見があり、今年もわくわくしている。発掘作業の様子は、三内丸山以外でなかなか見られない。一般公開の際には、調査員に質問して楽しんでほしい」と話した。
同遺跡の発掘調査は1992年度に始まり、毎年行われている。昨年度の調査では、土坑墓列や掘立柱(ほったてばしら)建物跡の配置などを確認した。本年度の調査は10月31日までの予定。7月上旬から9月中旬までの間、発掘調査を行う日には現場を一般公開し、担当者が来場者に解説する。
19日、任用通知書を受け取った発掘作業員6人は、早速現場に向かい、地表から約10センチの深さの土をシャベルで丁寧に除去し、発掘作業を進めた。
同遺跡センターの坂本雄大所長は「調査の一番の目的は、遺跡の全体像解明。集落がどのようにでき、どう変遷していったのかを調べていきたい」と語った。
調査初年度から携わり、調査員歴33年目の渡邊ひとみさん(67)は「毎年新しい発見があり、今年もわくわくしている。発掘作業の様子は、三内丸山以外でなかなか見られない。一般公開の際には、調査員に質問して楽しんでほしい」と話した。
