能町さんと伊藤さん(青森出身) 青森愛あふれるライブ/五所川原

津軽弁の歌詞のオリジナルソングなど10曲を披露した能町さん(左)と伊藤さん

 エッセイストの能町みね子さんと、青森市出身の作曲家でギタリストの伊藤ゴローさんが県内3カ所を回るライブ「全青森ツアー」が3日、五所川原市の太宰治記念館「斜陽館」を皮切りに始まった。青森への愛が詰まったオリジナルソングを披露したほか、2人の軽妙なトークでファンらを楽しませた。

 この日は伊藤さんのギター演奏に合わせ、能町さんが歌を披露した。歌詞が全て津軽弁の「新新町」や、青森に路面電車が走っているという架空の設定を歌にした「トラムのビギン」など10曲をしっとりと歌い上げた。

 曲の合間には、2人が軽快なトークを展開。能町さんは作曲時のエピソードを紹介しながら「津軽弁は第2外国語なので」と語り、会場の笑いを誘った。

 2人は約2年前、青森市内で行われた伊藤さんのライブの打ち上げをきっかけに打ち解け、ユニットを結成。昨年初めて、県内でのツアーを行った。

 2年目となるツアーの初日を終え、能町さんは「会場の雰囲気がよかった。自分としてはまずまず」と手応えを語った。伊藤さんは「毎年続けていけたら。恐山でライブをしてみたい」とさらなる意欲を示した。

 ツアーは5日に十和田市、17日に青森市でも行われる。

五所川原市

青森
ノハナショウブ見ごろ/五所川原津軽飯詰駅
青森
炎の虫豊穣に願い/五所川原・虫と火まつり
青森
19日から太宰列車運行/津軽鉄道、桜桃忌に合わせ
青森
「人間失格」豆本に 産直メロスで限定販売
青森
7年ぶり太宰ウィーク 14日開幕/五所川原