岩木山麓オオヤマザクラの並木道が見ごろ

岩木山麓で見ごろを迎えたオオヤマザクラの並木道。散策を楽しむ観光客の姿も見られた=28日、弘前市百沢

 青森県弘前市の岩木山麓にあるオオヤマザクラの並木道が28日、見ごろを迎えた。岩木山観光協会によると、今年は豪雪の影響で開花が前年より5日ほど遅く、場所によっては大型連休の後半まで楽しめるという。

 オオヤマザクラは、同市百沢から枯木平にかけての道路沿い約20キロに数千本が植えられている。一帯は標高200~450メートルの山間部にあるため、平地で行われる弘前さくらまつりから数日遅れて見ごろとなる。

 28日は岩木山総合公園付近(標高約300メートル)のオオヤマザクラが満開に近い状態となり、車から降りて散策する観光客の姿も。初めて訪れたという札幌市の会社員堀井ゆうさん(45)は「ソメイヨシノとは違った趣がある。周りに人も少なく、ゆっくり楽しめた」と満足げだった。

 並木道は標高差の関係で開花の時期が異なり、最も標高が高い枯木平では5月1日ごろ開花の見通し。岩木山観光協会事務局長の小山伸吉さん(75)は「遅ればせながら花を咲かせることができた。大型連休の期間中は楽しめるので、多くの人に見てもらえたら」と語った。

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