田んぼアートに過去の名作、村70周年企画も

【写真上】第1会場の「田舎館村70年のキセキ」イメージ図【同下】第2会場の「おいしい給食 炎の修学旅行」のイメージ図((C)2025「おいしい給食」製作委員会) =ともに田舎館村提供

 青森県田舎館村の名物イベント「田んぼアート」第1会場の今年のタイトルが「田舎館村70年のキセキ」に決まった。同村むらおこし推進協議会長の品川新一村長が28日、同村役場で記者会見し、発表した。第2会場の題材は映画「おいしい給食」。

 村役場に隣接する第1会場は、左側に過去に田んぼアートで手がけた「風と共に去りぬ」(2015年)「ローマの休日」(18年)に再度チャレンジするほか、「祝田舎館村合併70周年」の文字を描く。

 右側には田舎舘城最後の5代城主千徳政武の妻於市の方をモチーフにした村のご当地キャラクター「いち姫」と、城を模している村役場庁舎を配置する。1955年4月に旧田舎舘村と旧光田寺村が合併して誕生した村のこれまでの「軌跡」をたどりながら、田んぼアートで世界中にその名が知られるようになった「奇跡」を表現する趣向だ。

 道の駅いなかだて弥生の里内の第2会場の「おいしい給食」は、俳優市原隼人さん主演の同映画第4弾「炎の修学旅行」(10月24日公開)で、青森県や岩手県が舞台となることにちなんで制作される。

 稲は県産業技術センターで生まれたライム色を新たに加え、8色12種類を使う。6月1日に「田植え体験ツアー」を行う。

 品川村長は「最高の作品を世界中の人たちにお見せしたい」と意欲を見せた。

 第1会場は村役場4階展望所で6月2日から、第2会場は同道の駅展望所で同14日から、ともに10月13日まで公開する。見ごろは7月中旬ごろからの見込み。料金は両会場ともに中学生以上300円、小学生100円、未就学児無料。


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