田んぼアート第2会場見ごろ/田舎館

第2会場で見ごろを迎えた「じいさんばあさん若返る」

 青森県田舎館村の道の駅いなかだて弥生の里にある田んぼアート第2会場「じいさんばあさん若返る」が見ごろを迎えている。

 「じいさんばあさん若返る」は、平川市出身の漫画家新挑限(あらいどかぎり)さん原作で、青森県でリンゴ農家を営む老夫婦が金色のリンゴを食べたことで突然若返る物語。4月から6月にかけてテレビアニメも放映された。アニメのオープニングと同じ構図の夫婦がくっきりと浮かび上がっている。

 家族4人の東北周遊旅行の途中の9日に立ち寄った、愛知県犬山市の桑原芯太さん(小4)と環太さん(小1)兄弟は「何であんなふうに色が出るのか不思議」と喜んでいた。

 一方、村役場隣の第1会場「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」は、春先に苗の生育がばらつき田植えに日数がかかり、想定した完成度に達しなかったため、村は「見ごろ宣言」を見送った。それでも、北里の新千円札が7月に発行されたため話題性が高く、田んぼアートを背景に千円札を入れ込んで記念撮影する人の姿が見られた。村企画観光課は「図柄がはっきりしない箇所があり申し訳ないですが、ご了承の上鑑賞してほしい」としている。

 入場料は両展望所それぞれ、中学生以上300円、小学生100円、未就学児無料。

想定した完成度には達しなかったものの新千円札で話題の「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」


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