夢の平成号 最後の運航期間始まる/むつ

脇野沢小・中生の体験乗船で鯛島に向かう夢の平成号

 本年度限りで廃止となる青森県むつ市脇野沢の観光遊覧船「夢の平成号」の最後の運航期間が21日、スタートした。好天の下、地元脇野沢小・中学校の子どもたち16人が近くの鯛島周辺を巡る体験乗船を楽しんだ。

 関係者約50人が出席した出発式で安全運航を願った。山本知也市長は「今年で平成号は終わるが、ここに新しい脇野沢の活性化の建物が建とうとしている。小学生の皆さんからもたくさん知恵をいただきたい」と呼びかけた。

 1989年に運航を開始。近年は船の老朽化に加え、高齢化に伴いスタッフの確保が難しくなった。乗客数は2024年度1004人で6年前に比べて約40%減り赤字が続いているため、廃船となった。

 平成号は毎年春から秋、脇野沢港と佐井村の名勝・仏ケ浦間を往復。17年度からはイルカウオッチング、貝崎周遊・鯛島上陸の2コースも運航している。

 運航は10月13日まで(貝崎周遊・鯛島上陸コースは7月22日から)。人気のイルカウオッチングコースは4月25日から6月15日。問い合わせは、個人がむつ湾フェリー脇野沢営業所(電話0175-44-2233)へ。15人以上の団体がむつ市商工観光施設課(同22-1111)。

本年度限りの運航となる夢の平成号船内から手を振る子どもたち

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