「街ガチャ」古里でも むつ出身の山口さん、9種類販売開始

「街ガチャinむつ市」として販売が始まったアクリルキーホルダー

 青森県むつ市出身の山口芳春さん(48)が経営する新潟県柏崎市の広告代理店・イベント企画会社「ノードリンク」が、むつ市の名産品やちょっと気になる物をデザインしたアクリルキーホルダーの販売を始めた。「ガチャガチャ」と呼ばれるカプセル玩具で、2日までに市内5カ所に販売機を設置。第2弾、第3弾も考えており「下北にたくさんある地域の宝をガチャで取り上げていきたい」と意欲を語った。

 山口さんは、ご当地デザインのキーホルダーを「街ガチャ」と名付けて販売する取り組みを新潟で実施済み。「古里でも地域の皆さんに喜んでもらえる事業をしたい」と思い、同級生の協力を得ながら約2年かけて実現にこぎ着けた。

 今回製作したのは、市のPRキャラクター「ムチュラン」をはじめ、釜臥山展望台からの夜景「光のアゲハチョウ」、大湊海自カレー、大湊ネブタ、自称「超ローカル歌手」のメンソーレ川端さんなど9種類。それぞれ300個製作した。

 販売機は市役所本庁舎、下北文化会館、アスティ、アンエイム東京堂、下北名産センターにあり、1回300円(税込み)で購入できる。

 「むつの方もそうだが、むつ出身の方が地元を懐かしむことができる物として買ってもらえれば」と山口さん。今後は下北半島全体に対象を広げる計画もあり「大間マグロのモニュメントや東通村の能舞などのガチャも作りたい」と夢を膨らませた。

「街ガチャが、むつと柏崎の市民交流にもつながれば」と、むつ市役所の販売機の前で話す山口さん

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