カッコーの森と不習岳、紅葉ライトアップ

美しく照らし出されるカッコーの森のモミジ

 紅葉が見ごろを迎えた青森県八戸市南郷地区の南郷カッコーの森エコーランドと市民の森不習岳(ならわずだけ)で2、3日夜、モミジがライトアップされる。10月31日夜はカッコーの森で試験点灯が行われ、色づいたモミジの葉が幻想的に浮かび上がった。

 カッコーの森のライトアップは同施設の指定管理者「エスプロモ」が2012年から行い、13回目。茶室「谿松庵(けいしょうあん)」やバンガロー、せせらぎ遊歩道周辺のモミジ約280本が、約100基の照明機器で照らし出される。

 例年はさまざまな色の照明が使われるが、今年は白と暖色のみで自然に近い色合いを楽しめる。また、足元は同施設スタッフが制作した竹灯籠やあんどんが明るく照らす。

 同施設統括責任者の南美樹男さんは「気候の影響などで色づいたのは5~6割ほどだが、今しか楽しめない美しいグラデーションが見られる」と笑顔。「昼と夜で違った顔を見せてくれる。家族や友人で訪れ、短い秋の思い出づくりにしてほしい」と語った。

 点灯時間はカッコーの森が午後4時半~7時半。不習岳が同5~7時。

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