八甲田初冠雪 岩木山8合で積雪/青森県

山頂付近が雪化粧した八甲田の大岳。紅葉とのコントラストが見られた=20日午前8時半ごろ、青森市の酸ケ湯温泉付近(酸ケ湯温泉・高田さん提供)

 冬型の気圧配置となった20日の青森県内は朝方に冷え込み、青森地方気象台は同日午前、八甲田山系の初冠雪を観測した。大岳は山頂付近がうっすらと雪化粧し、登山者ら観光客が紅葉とのコントラストを楽しんだ。弘前市の岩木スカイラインも同日朝、岩木山8合目付近で今季初の降雪と積雪を確認したと発表した。

 八甲田山系の初冠雪は昨年より1日早く、平年より1日遅い。青森市の酸ケ湯は午前4時15分に0度を観測し11月上旬並みの気温となった。酸ケ湯温泉営業チーム主任の高田新太郎さん(35)は、弘前市から出勤途中の城ケ倉大橋付近で山頂の雪化粧に気がつき、出勤後の午前8時過ぎに写真に収めた。「登山に出発する人が見上げて『白くなっているな』と話していた。紅葉の季節が終わるときれいな雪景色になる。またこれから長い冬が始まると感じた」と語った。

 岩木スカイラインによると午前7時50分ごろ、8合目の気温が氷点下2度まで低下。休憩所付近は吹雪模様で、多いところでは約4センチの積雪を確認した。確認の時期は平年並みだが、昨年に比べると13日遅いという。雪の影響で、有料道路「津軽岩木スカイライン」は終日通行止めとなった。

 同社の八代康司支配人(52)は「いよいよ冬の到来。ちょうど紅葉が見ごろを迎えているので、雪化粧と紅葉の両方を楽しんでほしい」と話した。

今季初の降雪と積雪があった岩木山8合目の休憩所(岩木スカイライン提供)


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