すし味わい、歌えるバー「幟」(男鹿市) 酒類豊富、祖父母が経営のすし屋に隣接

幟のカウンターに立つ兄春日さん(左)と弟朱咲さん
 秋田県男鹿市船川港にある市役所の裏を5分ほど進むと数軒の飲食店が並ぶ通りが見えてくる。その一角で昨年夏にオープンしたのがバー「幟(のぼり)」だ。豊富な酒類に加え、隣接する姉妹店のすし屋のにぎりを味わいながらカラオケも楽しめる。


 バーを主に切り盛りするのは、地元で暮らす小松春日さん(26)と朱咲(すざく)さん(24)の兄弟。かつて市役所裏の地域は数十軒の店舗があり、飲み屋街として栄えていた。昔を知る母の恵美さん(53)が少しでもにぎわいを取り戻したいと、老若男女が集えるバーを提案した。

 春日さん、朱咲さん兄弟の祖父母が半世紀以上経営するすし屋「寿し陣」の隣の物件が空いていたことから、この場所で営業することに決めた。カウンターとテーブル席を置いた。

 ドリンクは単品から飲み放題まで注文でき、生ビールやウイスキー、焼酎、カクテルなど多彩。日本酒の製造技術をベースにさまざまな副原料を加えた「クラフトサケ」も楽しむことができる。


 つまみには、だし巻き卵やハンバーグといった手作り総菜のほかお菓子を用意。すしを希望する場合は、寿し陣で新鮮な魚を使い握った商品を提供する。筋子やネギトロの巻物もある。県外の和食会席料理店に勤めていたこともある春日さんがすしを握ることもある。

 「飲み会の最初からでも2次会からでもお好みで利用してほしい。すし屋の雰囲気で食事をしたい場合は寿し陣、歌って話してにぎりずしも食べたいとなれば幟に、とその日によって使い分けてもらってもいいかもしれない」と朱咲さんはアピールする。

 船川地域では宿泊施設の開業が相次いでおり、昼夜問わず市内に滞在する観光客の増加が見込まれる。

 「1人でも団体でも誰でも来てほしい。カラオケにすし、トークを楽しんでもらいたい」と春日さん。自分たちの開業に続いて別の新店舗が生まれ、地域のにぎわい創出につながることを期待している。

お店の情報
男鹿市船川港船川字船川65の1
午後7時~午前0時
不定休
TEL0185・24・4472(寿し陣)

男鹿市

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