黒柳徹子さんゆかり 諏訪ノ平駅駅舎新装/誘客増に期待

完成した新駅舎の前で記念撮影に臨む地域住民ら

 開業から92年の歴史を刻み、老朽化のため昨年10月から建て替え工事が進められていた青森県南部町の青い森鉄道・諏訪ノ平駅の新駅舎が完成し2日、利用が始まった。戦時中、同町に疎開していた俳優・エッセイストの黒柳徹子さんが通学で利用した「ゆかりの駅」が、新たな姿で生まれ変わった。

 同駅は1933(昭和8)年1月に開業。今回が初の本格的な改築となる。新駅舎は木造平屋建てで、約25平方メートルの待合室とホームへ続く通路で構成。地域住民の要望を受け、雨天時でもぬれずに移動できるよう、通路には屋根を設けた。旧駅舎の約半分の広さとなったが、木目調の外壁が落ち着いた印象を与え、簡素ながら温かみのある外観に仕上がった。

 この日は、地元や近隣の町内会長らでつくる「諏訪ノ平駅改築整備推進協議会」(西舘隆会長)が新駅舎完成見学会を開催。周辺住民らが新しい待合室や通路を見て回り、完成を喜んだ。西舘会長は「黒柳さんが通学に利用した駅としての歴史を大切にしながら、新しい駅舎が交流人口を生む拠点になってほしい」と期待を寄せた。

 南部町は新年度、駅舎隣接地に新たなトイレを整備する予定。改修中の町役場南部支所の2階には「(仮称)黒柳徹子記念ルーム」を2027年4月に開設する計画で、同駅は最寄り駅となる。

新駅舎の待合室を見学する地域住民ら

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