津軽の伝統こま「ずぐり」制作最盛期/黒石

ずぐり制作に精を出す小島工人

 雪の上で回して遊ぶ津軽地方の伝統こま「ずぐり」の制作が、青森県黒石市の津軽こけし館で最盛期を迎えている。

 16日は津軽系こけし工人の小島利夏さん(46)がろくろを使い、絵付け体験用の無地のずぐりを制作。イタヤカエデの木地を大小のかんなで削り出した後、紙やすりや木くずで磨き表面をなめらかに整え、15分ほどで直径約7.5センチの「かぶずぐり」を完成させた。

 ずぐりは雪の上でも回るよう、「立ち子」と呼ばれる軸が丸く太いのが特徴。今冬は200個以上のずぐりを制作するという小島さんは「立ち子の形で回り方が左右される。とがらず平らすぎない絶妙な丸さが大事なので、時間がかかっても一つ一つがきちんと回るように気を付けて作っている」と話した。

 今年の全日本ずぐり回し選手権は2月14日、同市中町の松の湯交流館駐車場で開催(黒石こみせまつり実行委員会主催)。こけし館では随時、ずぐりの販売や絵付け体験を行っているほか、同委員会が今月24日に同市産業会館でずぐり回し講習会を開くなど、本番に向けてムードが高まりつつある。

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