大漁願い大しめ縄奉納/のへじ祇園まつり開幕

野辺地八幡宮に大しめ縄を奉納し大漁を祈願する漁協関係者ら

 藩政時代の栄華を伝える青森県野辺地町の「のへじ祇園まつり」が22日、4日間の日程で始まった。初日は野辺地八幡宮に大しめ縄を奉納する「しめあげ」が行われ、同町漁協の関係者が海上安全と大漁を祈願した。

 赤、白、黒の布を巻いた大しめ縄は長さ約11メートル、重さ約1.5トン。祭りばんてんに身を包んだ組合員ら約20人が大しめ縄を載せた台車の綱を引き、野辺地漁港から八幡宮まで約1キロの道のりを、大漁旗をなびかせながらゆっくりと進んだ。

 八幡宮で神事に臨んだ後、約1時間かけて参道にある鉄製の柱に大しめ縄を据え付けた。同漁協の砂原則行組合長は「期間中、天候に恵まれてまつりが無事終了することを願っている。ホタテ漁も稚貝は今のところ順調なので、無事育ってくれれば」と語った。

 八幡宮境内ではこの後、宵宮祭が開かれ、露店を楽しむ子どもたちや家族連れでにぎわった。

 まつりのメインである山車合同運行は23、25日の昼に実施。24日はみこしの海上渡御を行う予定。

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