「お通り」華やか 観客魅了/八戸三社大祭


 八戸三社大祭は1日、青森県八戸市中心街で「お通り」を行い、3神社の神輿(みこし)行列と26台の山車が合同運行した。華やかな山車の行列が16万2千人(大祭本部発表)の観客を魅了した。

 お通りは午後3時過ぎに市庁前からスタート。神明宮、龗(おがみ)神社、長者山新羅神社の虎舞や神楽などをはじめとした神輿行列に各神社付の山車組が続いた。

 神話や伝説、武将などを題材にした迫力満点の山車がせり上がると、沿道からは大きな拍手が上がった。パリ五輪出場選手を応援する装飾なども見られた。

 毎年楽しみにしているという八戸市の赤坂忠雄さん(86)は「祭りの時期はいろいろな場所から人が来て、街中がにぎやかで明るくていいなと改めて思った」と顔をほころばせた。

 長横町粋組の山車「吉祥 七福神~宝船~」はエンジントラブルで市庁前市民前広場を出発できなかった。

 2日の中日は、午後2時から長者山新羅神社で加賀美流騎馬打毬(だきゅう)、同6時から市中心街で山車の夜間運行が行われる。

八戸三社大祭の「お通り」を盛り上げる塩町附祭組「ヤマトタケルと歌舞伎十八番」=1日午後、八戸市三日町

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