縄文グミ発掘して食べて/金入「どぐう発見」

「どぐう発見」の中に入っている縄文グミの(左から)板状土偶、合掌土偶、遮光器土偶

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されて27日で3年を迎えるのに合わせ、青森県八戸市の文具・書籍販売「金入」は同市の菓子処丸美屋などと共同で、県内で出土した縄文土偶をかたどったグミ「どぐう発見」を開発した。26日から、同市のカネイリミュージアムショップなどで試験販売している。

 ガラス瓶に詰まったきび糖の中には国宝・合掌土偶、板状土偶、遮光器土偶の3種類をかたどったクリ味のグミ6個が埋め込まれ、グミをきび糖の中から発掘する体験も楽しめる。

 縄文グミは、同ショップの工藤可南子店長が昨年1月、丸美屋の若山忠義社長にアイデアを持ちかけて製造を依頼。丸美屋は市の助成金を活用してグミの立体型を作成し、型の土偶のデザインは八戸工業大感性デザイン学部の学生らが担当した。

 「クリは実際に縄文時代も食されていて、グミとして違和感なく食べられる味」と工藤店長。当面の間試験販売を行い、パッケージデザインを再検討して本格的に販売を開始する予定という。「手に取った人が青森県の縄文遺跡に興味を持つきっかけになれば」と話している。

 「どぐう発見」は税込み972円。26、27の両日、おいらせ町のイオンモール下田で開催中の「カネイリ文具博」でも数量限定で販売している。

金入が試験販売を始めた縄文グミ「どぐう発見」

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