
3月末で閉校した三沢市三川目小学校の伝統の「海鳴り太鼓」が、統合先の三沢小学校に受け継がれた。元から三沢小にいた子も加わり、22日の三沢まつり「お通り」での初披露へ向けて熱心に練習に打ち込んでいる。
三川目小は三沢漁港周辺の太平洋沿岸を学区としていて、海鳴り太鼓は1993年、海とともに生きてきた先人の生きざまを表現する行事として始まった。全児童が学校行事などで披露し、上級生が下級生に演奏を教えるかたちで約30年間受け継がれてきた。2011年の東日本大震災では漁港施設に保管していた太鼓が津波で流され、県内外から寄せられた善意で新調することができたという。
学校統合後の三沢小では「海鳴り太鼓部」がつくられ、元三川目小の20人に元々三沢小だった23人が加わり計43人に。週1回の放課後練習と昼休みの自主練習に加え、三川目小を卒業した市立第二中の生徒も月1回ほど指導に訪れている。
20日に校内で行った全体練習では、児童らが本番と同様に「三沢三川目海鳴り太鼓」と書かれたはんてんを着用。真剣な表情で太鼓を打ち鳴らした。「後半にリズムが速くなる」「ばちを突き上げる角度がそろっていない」などの課題を見つけ、パート練習で修正していた。
三川目小から移った佐々木星彩(れあ)さん(6年)は、三沢小にいた子の加入で演奏の迫力が高まったと喜び、「みんな真剣に話を聞き、すぐに演奏を覚えてくれた。感謝を込めて、新しい海鳴り太鼓をしっかりと見せたい」。春に入部した近藤章宏さん(5年)は「難しいけど、演奏がそろうとうれしい。本番ではみんなとかっこよく演奏したい」と話した。
22日は午後6時から、三沢市役所の交差点付近で演奏される。
三川目小は三沢漁港周辺の太平洋沿岸を学区としていて、海鳴り太鼓は1993年、海とともに生きてきた先人の生きざまを表現する行事として始まった。全児童が学校行事などで披露し、上級生が下級生に演奏を教えるかたちで約30年間受け継がれてきた。2011年の東日本大震災では漁港施設に保管していた太鼓が津波で流され、県内外から寄せられた善意で新調することができたという。
学校統合後の三沢小では「海鳴り太鼓部」がつくられ、元三川目小の20人に元々三沢小だった23人が加わり計43人に。週1回の放課後練習と昼休みの自主練習に加え、三川目小を卒業した市立第二中の生徒も月1回ほど指導に訪れている。
20日に校内で行った全体練習では、児童らが本番と同様に「三沢三川目海鳴り太鼓」と書かれたはんてんを着用。真剣な表情で太鼓を打ち鳴らした。「後半にリズムが速くなる」「ばちを突き上げる角度がそろっていない」などの課題を見つけ、パート練習で修正していた。
三川目小から移った佐々木星彩(れあ)さん(6年)は、三沢小にいた子の加入で演奏の迫力が高まったと喜び、「みんな真剣に話を聞き、すぐに演奏を覚えてくれた。感謝を込めて、新しい海鳴り太鼓をしっかりと見せたい」。春に入部した近藤章宏さん(5年)は「難しいけど、演奏がそろうとうれしい。本番ではみんなとかっこよく演奏したい」と話した。
22日は午後6時から、三沢市役所の交差点付近で演奏される。