三味線会館 来館100万人/五所川原

入館者数100万人目となった青柳さん(左から2人目)と土田さん(同3人目)

 青森県五所川原市金木町の津軽三味線会館の入館者数が13日、2000年4月の開館以来100万人に達した。同館で記念セレモニーが行われ、佐々木孝昌市長が節目となる入館者に花束を贈った。

 100万人目の入館者となったのは、岩手県八幡平市の青柳春樹さん(73)と、青柳さんの小中学生時代の同級生で東京都練馬区の土田玲子さん(73)。

 昨年、2人の地元の新潟県で開かれた同窓会で、土田さんが太宰治記念館「斜陽館」を見学する旅行を計画していることを聞いた青柳さんが、何度も足を運んだことのある津軽三味線会館を案内することになったという。

 セレモニーでは佐々木市長が花束、原真紀教育長が三味線をかたどった木製の置物を、同会館の今幸樹館長が地元の名産品「仁太坊そば」を贈った。

 「100万人目と言われびっくりした」という青柳さんは、「10年ぶりに素晴らしい演奏を聴けた」と笑顔。同会館に初めて訪れた土田さんは、津軽三味線奏者の生演奏を聴き「テレビで見る演奏よりもダイナミック」と感動していた。

 同館は、津軽三味線の始祖とされる仁太坊(本名・秋元仁太郎)が金木出身であるのにちなみ00年にオープン。2、3年のペースで約10万人ずつ増え、18年に90万人に到達したが、新型コロナの影響で観光客は激減、約6年かけて10万人を積み上げた。

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