常田健美術館復活 23日から3日間、特別開館/青森市浪岡

常田健美術館の特別開館をアピールする東北農民管弦楽団の白取さん。「多くの人に作品を見てほしい」と語る

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2022年5月から休館している青森市浪岡の「常田健 土蔵のアトリエ美術館」が23~25日の3日間、期間限定で特別開館する。25日に同市浪岡の中世の館ホールで開かれる東北農民管弦楽団の公演に合わせ、常田の遺族が特別に許可した。関係者は「貴重な機会なのでぜひ多くの人に作品を見てもらいたい」と期待を寄せる。

 同美術館は、青森市出身の農民画家・常田健(1910~2000年)の作品300点余りを収蔵。展示再開のめどは立っていないが、近くに住む常田の次女岡田文(ふみ)さん(76)が休館後も建物を管理し、「飲む男」「稲刈り」「水引人」などの代表作も休館前に行った企画展の状態のまま館内に保管されている。

 東北農民管弦楽団は青森県をはじめ、東北各県の農業関係者でつくるオーケストラ。今回の特別開館は、同楽団の代表を務める白取克之さん(54)=弘前市=が農民画家としての常田に着目し、岡田さんに浪岡公演とのコラボレーションを打診して快諾を得た。

 25日の公演当日は中世の館ホール入り口に常田作品の複製を展示するほか、弘前市の舞踏家雪雄子(ゆき・ゆうこ)さんが、常田が愛したバッハの「シャコンヌ」に合わせ舞踏を披露する。白取さんは「農民楽団と農民画家を掛け合わせて公演をさせてもらえるのはありがたい。演奏と一緒に美術館も楽しんでもらえれば」と語った。

 特別開館は入場無料だが、暖房費として会場で寄付を受け付ける。開館時間は23、24日が午前10時~午後4時、25日は午前10時~正午、午後3~5時。

 楽団の公演は25日午後1時半開演(同1時開場)。入場料は一般千円、高校生500円(中学生以下無料)。公演実行委員会は中世の館の駐車場が満車の場合、青森市役所浪岡庁舎の駐車場利用を呼びかけている。問い合わせは実行委(電話090-2954-6241)へ。


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