材料となる昔ながらの防寒着・角巻の調達が難しくなったため、最後の開催となる「デザイン角巻」の巡回展が1日、青森県東北町上笹橋の東北温泉2階で始まった。6日まで。
デザイン角巻は、冬季観光活性化を目指す「あおもり冬活会議」が毎年、弘前実業高校に制作を依頼。服飾デザイン科の3年生が同会議に参加する県内の企業・団体をテーマに、角巻を現代風にアレンジした新作を披露してきた。
巡回展は県内7カ所で行われるが、同温泉が県南では唯一の会場。生徒たちが工夫を凝らして制作したそれぞれ特徴のある色鮮やかな角巻10点が並ぶ。
1日は早速、入浴客らが角巻を羽織るなどしながら、作品に見入っていた。野辺地町老人クラブ連合会の研修で訪れた谷野しまさん(81)は五所川原市の立佞武多(たちねぷた)の館をイメージした角巻がお気に入りの様子で、「花柄も、キラキラとしたデザインも、若い感覚が生かされていて、とてもすてき。着て歩いてみたい」と話した。
かつては、東北町周辺でも女性たちが冬場に角巻を着用していたという。
デザイン角巻は、冬季観光活性化を目指す「あおもり冬活会議」が毎年、弘前実業高校に制作を依頼。服飾デザイン科の3年生が同会議に参加する県内の企業・団体をテーマに、角巻を現代風にアレンジした新作を披露してきた。
巡回展は県内7カ所で行われるが、同温泉が県南では唯一の会場。生徒たちが工夫を凝らして制作したそれぞれ特徴のある色鮮やかな角巻10点が並ぶ。
1日は早速、入浴客らが角巻を羽織るなどしながら、作品に見入っていた。野辺地町老人クラブ連合会の研修で訪れた谷野しまさん(81)は五所川原市の立佞武多(たちねぷた)の館をイメージした角巻がお気に入りの様子で、「花柄も、キラキラとしたデザインも、若い感覚が生かされていて、とてもすてき。着て歩いてみたい」と話した。
かつては、東北町周辺でも女性たちが冬場に角巻を着用していたという。