縄文人と同じ原材料、道具などで忠実に作られた縄文土器の数々。関根教授が手にしている合掌土偶も本物そっくり

 縄文土器や土偶を縄文時代と同じ原材料、道具、技術を使って忠実に再現した作品の展覧会が23、24日の両日、弘前市百石町展示館で開かれる。縄文の造形に魅了された2人の作家が、八戸市風張1遺跡出土の国宝「合掌土偶」や国重要文化財など県内外の出土品を模して作った計30点は、模様から表面のつや、細部まで本物と見分けが付かないほどの出来栄えだ。

 21日、主催する弘前大学大学院地域社会研究科の関根達人教授(考古学)が同大で報道陣に公開した。

 制作したのは、千葉県出身の田野紀代子さんと、北海道出身のYoshi HRさん。研究資料などから材料や作り方、サイズなどを学び、実物を観察しながら制作した。Yoshiさんは本物をベースに独自の彩色を加えている。

 作品は出土した場所の地域から調達した粘土で形を作り、縄文人と同じように植物から縄を作って模様を入れている。たき火で焼き上げる際も、加熱で土器が収縮するのを考慮するなど、徹底して本物に近づけた。

 関根教授は「どれも本物そっくりで素晴らしい。うまく活用できれば、縄文に親しめる新たな魅力になる」と話した。

本物(上部パネル)とそっくりに作られた遮光器土偶(手前左と同中央)と異形中空土偶(右)

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