八戸のデザイン史紹介 デザイナー3人に焦点/八戸市美術館

岡山さんがデザインを手がけたタウン誌やスケッチ画、モダンアート作品などが並ぶ会場

 青森県八戸市で商業デザインを発展させた地元デザイナー3人を中心に、市内の約半世紀のデザイン史やデザイナーが手がけた作品を紹介する「八戸のデザイン史」展が、市美術館で開かれている。市民になじみ深い企業のロゴマークやパッケージ、斬新で目を引くパンフレットなど、時代や流行、地域性を反映したさまざまな作品を楽しむことができる。13日まで。

 同館で開催中の「ロートレックとベル・エポックの巴里(パリ)-1900年」(東奥日報社などでつくる実行委員会主催)の関連企画。ロートレックが商業デザインに関わっていたことにちなみ、同館と八戸クリニック街かどミュージアム(同市)が運営するウェブサイト「はちのへヒストリア」が開催した。

 会場では、同市のデザイナーの草分けで、建築士や画家としても活躍した故岡山良一さん(1929~98)、イラストレーションやブックデザインなどで注目された故三浦福壽さん(45~2014)、同市初のデザイン事務所を設立し、デザインという職能を地域に広めた遠瀬博さん(75)の経歴を紹介。それぞれが手がけた作品や直筆のラフ画、岡山さんと遠瀬さんのモダンアート作品計243点に加え、近年制作された市内のデザイナーの作品も並ぶ。

 展示を企画したデザイナーの佐々木遊さんは「調べるうちに、八戸のアートや文芸といった文化とデザインが密着していると知った。3人がいなかったら八戸にデザインの仕事が定着しなかったと思われる」と先駆者をたたえた。

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