青森県立美術館の棟方志功展3万人突破

3万人目の入場者となり、杉本館長(右)から図録を贈られる福田さん=21日午前、青森市の県立美術館

 青森市出身の板画家・棟方志功(1903~75年)の生誕120年を記念し、7月29日から同市の県立美術館(杉本康雄館長)で開かれている巡回展「メイキング・オブ・ムナカタ」(同展実行委員会主催)の入場者数が21日、3万人を突破した。3~5月に開かれた富山県美術館での数字を上回り、杉本館長は「一つの目標を達成できてほっとした。広くて大きな会場を生かした展示内容も好評で、(24日の)閉幕までにもっと伸びるはず」と表情をほころばせた。

 3万人目となったのは、弘前市の福田美代子さん(71)。杉本館長から図録を贈られると、「この機会に棟方の作品を目に焼き付けて、板画の世界に浸りたい」と笑顔を見せた。

 同展の入場者数は、8月17日に1万人、9月12日に2万人を達成。当初は3~4週間に1万人ずつのペースで推移していたが、9月中旬の3連休に県立美術館で棟方志功サミットが開かれた影響などで入場者が急増、わずか9日間で1万人が入場した。

 同展は3月18日~5月21日に富山県美術館、10月6日~12月3日に東京国立近代美術館でも開催。富山県美術館の入場者数は57日間で2万9420人で、青森県立美術館は52日間で3万人を突破したことになる。

 会期後半に入場者数が伸びたことについて、杉本館長は「多くのメディアに取り上げられたことで徐々に関心が高まった」と分析。2年後に控える没後50年に向け「まだまだ棟方の知られていない部分がある。資料の研究や顕彰活動をしっかりと続けて、後世につなげたい」と力を込めた。

 同展は24日まで。開催時間は午前9時半から午後5時(23日は午後8時)まで。

 問い合わせは県立美術館(電話017-783-3000)へ。

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