23日からの「あおもり10市大祭典」に向けて、組み立てが進む五所川原立佞武多=21日午後、平川市小和森

 青森県内の祭りや食が一堂に会する「あおもり10市(とし)大祭典」(主催・県都市共同観光振興特別対策事業実行委員会)が23、24の両日、平川市で開催される。メイン会場のイオンタウン平賀では21日、雨の中、関係者や業者が設営などの準備を進めていた。

 10市大祭典は、東日本大震災の影響で落ち込んだ観光を盛り上げようと、2012年に青森市で初めて開かれ今年で10回目。

 メイン会場では、各地の山車が展示され、祭りばやしや郷土芸能などが披露されるステージとともに、10市の食、物産を楽しめる。23日夜と24日昼、青森ねぶた、弘前ねぷた、八戸三社大祭、黒石よされなど10市の祭りが練り歩く「お祭りパレード」が約900メートルのコースで行われる。

 また、併催イベントとして中央公園では2日間、平川市の農産物や加工品、飲食物などが集まる「ひらかわブランドフェア」が開かれる。

 21日、メイン会場では業者がテントを張るなどの設営作業に当たり、山車小屋では、自治体関係者が五所川原立佞武多(たちねぷた)などの組み立てを行っていた。

 混雑緩和のため会場周辺には駐車場を設けず、実行委は黒石市や田舎館村など市外に臨時駐車場を設置。会場までシャトルバス(有料)を運行するほか、弘南鉄道は増便対応し、特別料金で運行する。

 平川市商工観光課の中畑高稔課長は「公共交通や臨時駐車場を利用してもらう形になるが、来ていただいた方をおもてなしの心でお迎えしたい。世界一のねぷたは平川開催でしか見られないので、堪能してほしい」と話した。問い合わせは同課(電話0172-44-1111、内線1455)へ。


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