老朽化に伴う改修工事のため一時休業していた青森県平川市碇ケ関の古遠部温泉が1日、約3カ月ぶりに営業を再開した。豊富な湯量で「トド寝」ができる秘湯として知られる同温泉は県内外にファンが多く、後藤正男社長(71)は「きれいになった建物で、お客さんを大事にしてできるだけ長く営業を続けたい」と意気込んでいる。
同温泉は秋田県境付近の山あいに位置し、1986年に温泉宿として開業。毎分500リットル湧き出る源泉かけ流しが特長で、床に寝転んで湯船からあふれたお湯を浴びる「トド寝」を楽しめる温泉として人気を集める。2023年8月、前代表から後藤社長らが経営を引き継いだ。
建物は事業承継当初から老朽化が深刻であちこちにゆがみが生じていたが、昨冬の豪雪で屋根が落ちそうになるなど事態が悪化し改修を決断。クラウドファンディングで資金を募ったところ、全国から約500万円の支援が寄せられた。
9月に着工し、浴室、脱衣所、トイレの壁や天井、水回りの設備などを一新。「トド寝」ができる浴室の床はそのまま残した。宿泊も再開しており、今後は宿泊客への朝食提供を始め、客室の増設やペット可の客室の整備も進める考えだ。
かつては仙台市から通う常連客だった、後藤社長の息子で現在湯守の裕次郎さん(40)は「体が温まるお湯は変わらずドバドバ出ている。ぜひ多くの人に来てほしい」と話した。
日帰り入浴は午前9時~午後8時半、大人600円。
同温泉は秋田県境付近の山あいに位置し、1986年に温泉宿として開業。毎分500リットル湧き出る源泉かけ流しが特長で、床に寝転んで湯船からあふれたお湯を浴びる「トド寝」を楽しめる温泉として人気を集める。2023年8月、前代表から後藤社長らが経営を引き継いだ。
建物は事業承継当初から老朽化が深刻であちこちにゆがみが生じていたが、昨冬の豪雪で屋根が落ちそうになるなど事態が悪化し改修を決断。クラウドファンディングで資金を募ったところ、全国から約500万円の支援が寄せられた。
9月に着工し、浴室、脱衣所、トイレの壁や天井、水回りの設備などを一新。「トド寝」ができる浴室の床はそのまま残した。宿泊も再開しており、今後は宿泊客への朝食提供を始め、客室の増設やペット可の客室の整備も進める考えだ。
かつては仙台市から通う常連客だった、後藤社長の息子で現在湯守の裕次郎さん(40)は「体が温まるお湯は変わらずドバドバ出ている。ぜひ多くの人に来てほしい」と話した。
日帰り入浴は午前9時~午後8時半、大人600円。