ミニこけし3千点ずらり、黒石で展示即売

各工人が手がけたミニサイズのこけし

 青森県黒石市の津軽こけし館で、全国の工人約100人が制作した高さ12センチ以下のミニこけしを展示即売するイベント「ポケットこけしパークへようこそ」が開かれている。会場には愛くるしいこけしが常時約3千点並び、来場者がお気に入りの一品を買い求めている。27日まで。入場無料。

 イベントは2011年から始まり、13回目。今年は津軽系、鳴子系、中ノ沢系など12系統の作品が出品されている。

 展示は、スイカやアイス、ヒマワリなど夏をイメージさせる作品が多数。ほかには木地玩具も展示販売しており、会場を埋め尽くす各工人の個性あふれる作品を求めるこけしファンらが訪れていた。

 14、15日には木地山系工人の高橋一成さんら音楽好き工人がゲストとして来場、音楽にちなんだ作品を販売する「お盆だYO!KOKEROCKフェス販売会!」を開催。また、期間中、2階有料展示室では「こけし女子」たちのコレクションやこけし部屋を再現した「アタシのこけしルームへようこそ♥2023号室」も開いている。

 同館の山田拓郎さんは「現代風にアレンジしたものもたくさんあり、伝統こけしを知っている人もイメージが変わると思う。地元の人も帰省客も来てほしい」と話している。

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