青森市の芸能プロダクション「アオプロ」が、同市安方2丁目の商業ビルに、ライブハウス兼レッスンスタジオ「THE　THEATER（ザ・シアター）」をオープンした。22、23の両日、こけら落としライブを開き、所属タレントのGMUらが出演。多数のファンが駆け付け新たなライブシーンを楽しむスペースの誕生を歓迎した。

　同社の高杉圭之輔代表取締役が、既存スタイルにとらわれないライブやアイドル活動をしたい人、気軽に楽曲を実演したい若者たちに発表の場を提供したいと準備してきた。飲食店だった約100平方メートルのスペースに音響や照明機材を配置して改装。レッスンスタジオとして活用できるよう、ダンスミラーなどの設備も備えている。

　22日は県内でアイドル活動をしている工藤泉紀、土屋優喜のほか、GMUのグループ内ユニットなど計5組が出演した。GMUの5期生で構成した「5期」には卒業メンバーの嶋村咲と藤本ほのみが特別参加。現役メンバーの堀川あいと木村莉奈の4人でステージいっぱいのパフォーマンスを披露し、元リーダー森野まりんの飛び入りも会場を埋めた約80人のファンをわかせた。

　GMUリーダーの堀川は新たなライブステージについて「お客さまとの距離が近い。GMUのホームシアターになるので、本番をイメージしながら観客を飽きさせないパフォーマンスを見せたい」と意気込んだ。高杉代表取締役は「高校生ら若い人たちに青森からエンターテインメントを発信できることを伝えたい。敷居を低くして、チャレンジの場として使ってほしい」と話している。

　ザ・シアターは収容人数30～80人、ホールレンタル3万円、レッスンスペースの利用は1時間600円。問い合わせはアオプロ（電話090-2046-3776）へ。