青森市出身の指揮者・沖澤のどかさん(38)が、14日に同市で開かれる師走の風物詩「第42回青森第九の会演奏会」で念願だったタクトを振る。沖澤さんと青森市民交響楽団の団員が6日、青森市の青森公立大学で初リハーサルとなる音合わせを行い、全員が本番へ向け、心を一つに演奏を磨き上げた。
沖澤さん指揮の同演奏会は2020年に開催するはずだったが、コロナ禍で中止。その後も出演の見送りが続き、5年を経てようやく実現する運びとなった。沖澤さんがベートーベン「交響曲第9番」の全楽章を指揮するのは日本では初めて。チケットは既に完売した。
リハーサルでは、沖澤さんと団員がフレーズの歌い方や音の出し方などを丁寧に確認しながら曲を進めた。秋田谷宣之団長は「世界的指揮者となってからも青森に来てくれてうれしい。指示が具体的で、モノクロの世界に少しずつ色がついていくよう。すごく良くなっている」と話した。
沖澤さんも「やっと、という感じ」と舞台が待ち遠しい様子。「子どもの頃から知っている方やジュニアオケ時代の仲間もいて感慨深い。一期一会を大切に、本番ではその瞬間に生まれる音楽を届けたい」と笑顔を見せた。
東奥日報社は同市のリンクステーションホール青森で開かれる演奏会会場で、沖澤さんが芸術総監督を務めた「第1回青い海と森の音楽祭」の記録集「はじまりの音」の販売ブースを設ける。
沖澤さん指揮の同演奏会は2020年に開催するはずだったが、コロナ禍で中止。その後も出演の見送りが続き、5年を経てようやく実現する運びとなった。沖澤さんがベートーベン「交響曲第9番」の全楽章を指揮するのは日本では初めて。チケットは既に完売した。
リハーサルでは、沖澤さんと団員がフレーズの歌い方や音の出し方などを丁寧に確認しながら曲を進めた。秋田谷宣之団長は「世界的指揮者となってからも青森に来てくれてうれしい。指示が具体的で、モノクロの世界に少しずつ色がついていくよう。すごく良くなっている」と話した。
沖澤さんも「やっと、という感じ」と舞台が待ち遠しい様子。「子どもの頃から知っている方やジュニアオケ時代の仲間もいて感慨深い。一期一会を大切に、本番ではその瞬間に生まれる音楽を届けたい」と笑顔を見せた。
東奥日報社は同市のリンクステーションホール青森で開かれる演奏会会場で、沖澤さんが芸術総監督を務めた「第1回青い海と森の音楽祭」の記録集「はじまりの音」の販売ブースを設ける。