五穀豊穣(ほうじょう)を願い、穀物の種を使って描く「弥生画」の制作が、青森県鶴田町で大詰めを迎えている。17日も制作団体の一つである元町弥生会のメンバーが、大みそかの神社への奉納に向け、玄米や菜種などを下絵に貼り付ける作業に精を出した。
弥生画は200年以上の歴史を持つ同町の伝統文化。江戸時代、飢饉(ききん)に見舞われた人々が残りわずかの種子類を持ち寄って板に貼り、雨乞いをしたのが起源とされる。その種を植えたところ、翌年は大豊作になった-との言い伝えがあり、地域で受け継がれてきた。
同会は11月中旬に種を貼る作業をスタート。鶴田八幡宮の神楽殿へ夜な夜な集まり、作業にいそしんでいる。
今回の画題は来年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ「親子馬」。縦1.9メートル、横3.2メートルの額に素朴な色合いの穀類や種を貼り付け、馬の毛並みや立体感を表現している。
吉田亘会長は「今年は大きな地震もあったので、来年は穏やかな年になるよう祈って作業している」と語った。
弥生画は大みそかに同八幡宮へ奉納する。
弥生画は200年以上の歴史を持つ同町の伝統文化。江戸時代、飢饉(ききん)に見舞われた人々が残りわずかの種子類を持ち寄って板に貼り、雨乞いをしたのが起源とされる。その種を植えたところ、翌年は大豊作になった-との言い伝えがあり、地域で受け継がれてきた。
同会は11月中旬に種を貼る作業をスタート。鶴田八幡宮の神楽殿へ夜な夜な集まり、作業にいそしんでいる。
今回の画題は来年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ「親子馬」。縦1.9メートル、横3.2メートルの額に素朴な色合いの穀類や種を貼り付け、馬の毛並みや立体感を表現している。
吉田亘会長は「今年は大きな地震もあったので、来年は穏やかな年になるよう祈って作業している」と語った。
弥生画は大みそかに同八幡宮へ奉納する。