青森県弘前市に残る津軽三味線などの「伝統文化」とご当地アイドルなどの新しい「芸能文化」を融合したステージイベント「ひろさきミライ芸能祭」（ひろさき芸能振興事業実行委員会主催）が20日、同市民会館で初めて開催される。忍者ショーや地元の若手アーティストによるパフォーマンスなど、多彩な弘前の魅力を味わうことができる。

　2023年まで開催されていた「The津軽三味線」をパワーアップしたイベント。伝統芸能の舞台を残しつつ、ご当地アイドルなどのステージも行う。

　タレントの王林さんやアイドルグループ「りんご娘」、ダンススタジオの生徒、津軽三味線奏者ら100人以上が出演する。同市を中心に活動するビッグバンドとりんご娘らのコラボステージも予定。津軽塗などの若手職人とご当地アイドルのトークセッションも予定されている。

　16日、福士圭介実行委員長らが市役所を訪れ、桜田宏市長に開催を報告した。福士実行委員長は「見に来た人が自分も出たいと思うステージにもなってほしい」と期待を込めた。桜田市長は「弘前の文化の熱さを見てもらえたら」と語った。

　当日は午後1時開場、同2時開演。チケットはS席7千円などで、ホームページや弘前商工会議所で購入できる。高校生以下には当日2千円をキャッシュバックする。問い合わせは同実行委（電話0172-33-4111）へ。