ねぶた小屋の中で、観光客にねぶたの制作過程などを説明するねぶたガイド(右)=1日、青森市のラッセランド

 青森ねぶた祭(8月2~7日)の開催を1カ月後に控え、「ねぶたガイド隊」が1日、青森市安方のねぶた団地ラッセランドで今年の活動を開始した。今年は新人4人を含む24~90歳の19人が名を連ね、8月6日までの37日間、観光客らにねぶたの魅力を伝える。

 今年は4年ぶりに、ねぶた小屋の中での見学が可能になった。初日は県外の観光客ら約70人が案内所を訪れ、ガイド隊がねぶた小屋へ案内。実際のねぶたを前に制作過程や歴史について解説し、観光客からの質問に答えていた。

 妻と旅行で訪れた、横浜市の無職小澤洋さん(60)は「ねぶたの制作過程を初めて知り、ねぶた師の皆さんの苦労が分かった。ぜひ祭りにも行ってみたい」と笑顔で話した。

 また、初日は青森ねぶた祭実行委員会(佐藤健一委員長)がガイド隊本部の開所式を実施。新人ガイドの鈴木昭子さん(40)=八戸市=は「自分自身も、もっとねぶたを知りたいと思って応募した。ねぶたの良さに気づき、心が動くきっかけになるようなガイドをしたい」と意気込んだ。

 今年のガイドは1日4、5人体制で活動する。人数不足などにより団体客は受け付けておらず、定員は一組5人まで。活動時間は午前10時~午後3時(正午~午後1時は休憩)。

 事前予約や問い合わせは、ねぶた小屋案内受付所(電話017-735-6890、午前10時~午後3時)へ。

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