「青い海と森の音楽祭」(東奥日報社などでつくる実行委員会主催)は最終日の6日、青森市のリンクステーションホール青森でフィナーレを飾る演奏会が行われた。同市出身で芸術総監督・指揮者の沖澤のどかさん率いる「アオモリ・フェスティバル・オーケストラ(AFO)」が躍動感あふれる演奏で2千人の聴衆を魅了。五所川原市出身で音楽主幹・ソプラノ歌手の隠岐彩夏さんの歌声が彩りを添え、7日間の祭典を華やかに締めくくった。
AFOは、青森県出身者を含む音楽家31人で構成。バイオリニストの矢部達哉さんがコンサートマスターを務め、アンコールを含む全8曲を披露した。
演奏会は青森市出身のトランペット奏者・山川永太郎さんと隠岐さんによるヘンデル作曲の「『アン女王の誕生日のためのオード』より『永遠なる神聖な光の源よ』」で幕開け。発起人の一人である隠岐さんの歌声には、音楽祭を未来につなげようという思いがにじんでいた。
特別顧問のピアニスト・横山幸雄さんは、ソリストとしてモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調」を演奏。熱が高まった聴衆を前に、アンコールで「小犬のワルツ」を披露し会場を沸かせた。ハープ奏者・吉野直子さんは、ドビュッシーがハープと弦楽のために残した名曲を奏で、川のせせらぎのような流麗な旋律で会場を優しく包み込んだ。
フィナーレはモーツァルトの交響曲の中でも最高傑作とされる「交響曲第41番ハ長調『ジュピター』」。崇高で創造のエネルギーにあふれた音楽で、会場は来年以降の盛り上がりを期待させる熱気に満ちていた。
沖澤さんは公演後「私もスタッフも良い意味で音楽祭の素人。こんなことできる訳がないという空気が一度もなく、一緒にやりたいという気持ちにあふれていた」、隠岐さんは「音楽だけじゃなくいろんなことでつながれた」と語った。
夫婦で演奏を聴きに来た青森市の外川哲之さん(83)は「世界的に活躍するようになっても、地元を大切にしてくれることに感謝したい」、妻・マツさん(83)は「来年もまた青森で絶対に開催してほしい」と期待を寄せた。
2026年の音楽祭は11月1~8日に開催される。
AFOは、青森県出身者を含む音楽家31人で構成。バイオリニストの矢部達哉さんがコンサートマスターを務め、アンコールを含む全8曲を披露した。
演奏会は青森市出身のトランペット奏者・山川永太郎さんと隠岐さんによるヘンデル作曲の「『アン女王の誕生日のためのオード』より『永遠なる神聖な光の源よ』」で幕開け。発起人の一人である隠岐さんの歌声には、音楽祭を未来につなげようという思いがにじんでいた。
特別顧問のピアニスト・横山幸雄さんは、ソリストとしてモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調」を演奏。熱が高まった聴衆を前に、アンコールで「小犬のワルツ」を披露し会場を沸かせた。ハープ奏者・吉野直子さんは、ドビュッシーがハープと弦楽のために残した名曲を奏で、川のせせらぎのような流麗な旋律で会場を優しく包み込んだ。
フィナーレはモーツァルトの交響曲の中でも最高傑作とされる「交響曲第41番ハ長調『ジュピター』」。崇高で創造のエネルギーにあふれた音楽で、会場は来年以降の盛り上がりを期待させる熱気に満ちていた。
沖澤さんは公演後「私もスタッフも良い意味で音楽祭の素人。こんなことできる訳がないという空気が一度もなく、一緒にやりたいという気持ちにあふれていた」、隠岐さんは「音楽だけじゃなくいろんなことでつながれた」と語った。
夫婦で演奏を聴きに来た青森市の外川哲之さん(83)は「世界的に活躍するようになっても、地元を大切にしてくれることに感謝したい」、妻・マツさん(83)は「来年もまた青森で絶対に開催してほしい」と期待を寄せた。
2026年の音楽祭は11月1~8日に開催される。
