桜ミクの洋館珈琲発売 包装や味、異なる3種/弘前

桜ミクがデザインされた3種類の洋館コーヒーとセット売りの箱

 青森県弘前市でコーヒー店を経営する弘前コーヒースクール(成田専蔵社長)は11日、市内の洋風建築にちなんだドリップバッグ「弘前洋館珈琲(コーヒー)シリーズ」に、弘前さくらまつり公式応援キャラクター「桜ミク」をパッケージデザインした新商品の発売を始めた。成田さんは「さくらまつりをきっかけに、洋館巡りとコーヒーも楽しんでもらいたい」と話している。

 桜ミクデザインの洋館シリーズは、同市の藤田記念庭園をモデルにした「大正浪漫珈琲」、旧制弘前高校外国人教師館の「教師館珈琲」、旧弘前偕行社の「偕行社珈琲」の3種類。洋館をバックに桜ミクがコーヒーを飲んでくつろいだり、ほほ笑んだりしている姿が描かれ、洋館の歴史や特徴も添えられている。

 それぞれ苦味や酸味のバランスに個性があり、成田さんは洋館のイメージやストーリーが感じられる味に仕上げた-と語っている。

 発売に先立ち10日、旧弘前偕行社で試飲会が行われ、弘前大学珈琲研究会のメンバーや、旧弘前偕行社を運営する弘前厚生学院の学生がドリップコーヒーを入れ、味わった。弘前大学理工学部2年の三井洸(ひろと)さん(20)は「偕行社珈琲は味わい深く、桜のように彩りがある味。観光客にもコーヒーを通じて弘前や洋館を知ってもらえたら」と話した。

 洋館コーヒーは各洋館のほか、県内の土産物店などで販売。旧弘前偕行社では購入した洋館コーヒーを施設内を見学しながら味わえるよう、お湯やカップを準備している。

 3種類それぞれ、ドリップバッグ7個入りで1500円(税込み)。桜ミクデザインの箱に3種類のコーヒーを詰めたセット(税込み5千円)も用意している。

洋館コーヒーをいれる弘前大学珈琲研究会のメンバー



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