15日から出店、ライトアップ/弘前さくらまつり

ソメイヨシノの花芽の様子を確かめる桜守=31日午後、弘前公園・北の郭

 弘前さくらまつり(4月21日開幕)を主催する青森県弘前市など4団体は31日、出店営業などを前倒しする「準まつり体制」を4月15日から始めることを決めた。弘前公園の記録的な桜の早咲き予想を受けた判断で、市に記録がある中で最も早い準まつり体制となる。31日に市が発表した開花予想では、園内のソメイヨシノは4月12日に開花し、17日に満開となる見込み。

 15日から出店のほか、夕方からの桜ライトアップなどを始め、実質的なまつりが始まる。出店は会期中に約130店を見込んでおり、準備ができた業者から随時営業を開始する。長年出店している同市三忠食堂の店主・黒沼三千男さん(74)は「急いでプレハブを建てて、15日に間に合わせたい。今年はリンゴ農家さんも忙しいようでアルバイトを集めるのが大変。でも今年はお酒も大丈夫になるし、(売り上げに)期待している」と話した。

 市は31日発表した3回目の桜開花予想で、園内のソメイヨシノは前回予想(24日発表)と変わらないとした。予想通りなら、1947(昭和22)年の調査開始以来、最も早い開花となる。外堀は開花4月10日、満開15日と、前回予想から1日早まった。

 北の郭(くるわ)で標準木の様子を確かめた、市公園緑地課の桜守・橋場真紀子主幹は「先週よりつぼみの先端が開き、中から花が顔を出してきた。3月の気温が高く推移し、特に外堀で顕著に影響が出ている」と話した。


弘前公園外堀で開いた胴吹きのソメイヨシノ=31日正午ごろ

弘前市

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