木々、春の目覚め 盛美園(平川)雪囲い解体

盛美園で樹木を覆っていた雪囲いを取り外す庭師ら

 青森県平川市猿賀の国指定名勝「盛美園」(清藤浩之園主)で27日、雪の重みから樹木を守っていた雪囲いの解体作業が始まった。地元造園業者の8人が、手際よく作業を進めた。新年度は、例年並みの4月8日に開園予定。

 今年の園内は昨年より積雪量は多かったものの、その後気温が高かったことから雪解けは早め。この日は、春らしい日差しが差し込み鳥のさえずりが響く中、庭師たちは雪囲いの縄をほどき、マツやイチイなどの樹木を覆っていた支柱や板を外していった。作業は4月5日まで続き、池などの清掃も行う。

 同園によると、外国クルーズ船の県内寄港が再開したことにより、既に20件ほどの予約が入っており、国内の旅行会社からの問い合わせも増えているという。葛西勝彦支配人は「季節は春。営業的にも春が来そうで期待している。園内をきれいにして開園を迎えたい」と語った。

平川市

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