昔懐かし「観桜会」再現 29日に弘前でイベント

観桜会を前に、地区の歴史を学ぶ石川町会とあかつきの会のメンバーら

 青森県弘前市の石川町会は4月29日、昭和のような雰囲気で桜を楽しむイベント「“古津軽”行くべし!あの日の観桜会」を町会内の大仏公園で開く。津軽地方の郷土料理の伝承に取り組んでいる「津軽あかつきの会」と協力して今年初めて企画した。ござを敷いて郷土料理を食べたり、地区に伝わる石川小唄を踊ったりして、かつて一大イベントだった観桜会を再現する。着物やはかまなどの「一張羅」で参加した人にはプレゼントも用意する。

 地区を盛り上げようと活動している町会とあかつきの会を、県中南地域県民局がつないで始まった企画。観桜会を訪れた人に地区の歴史を紹介できるよう、県民局は20日、歴史講座を開いた。両団体のメンバーら約40人が石川町民会館に集まり、弘前文化財保存技術協会の今井二三夫理事長から地区の歴史や大仏公園の成り立ちについて教わった。

 大仏公園は、戦国時代に南部氏が津軽支配の拠点にしていた「石川大仏ケ鼻城」の跡。1571年に大浦(津軽)為信が津軽統一のための最初の戦いを仕掛け、城主・南部高信を滅ぼした古戦場でもある。地区では、高信を弔う法要が現代まで続き、津軽地方にありながら南部氏を自分たちの殿様とする考えが残る珍しい地域。

 昔懐かしい雰囲気の観桜会にすることを発案したあかつきの会会長の工藤良子さん(82)は「普段は野良着だけれど、花見の時だけは農作業を休んで、しまっていた着物を出してきたものだった。雰囲気だけでも再現して、地域の子どもたちが自分の生まれた所はいい所だなと感じるきっかけにできれば」と話した。

 当日は50個限定であかつきの会の弁当(1個1500円)を販売する。希望者は31日までに、往復はがきに住所、名前、電話番号を書いて同会(石川家岸44の13)に送る。希望者が多い場合は抽選。弁当以外の出店も並ぶ予定。

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