一足早く初夏の宵 「山観の宵宮」にぎわう


 「山観の宵宮」として親しまれている青森県弘前市西茂森の曹洞宗観音山普門院で21日、市内のトップを切って宵宮が開かれた。昼すぎまで降っていた雨も夕方には上がり、浴衣姿の親子連れや学校から帰宅した子どもたちらが一足早く初夏の宵を楽しんだ。

 寺院に通じる道路沿いには、たこ焼きや射的、らくがきせんべいなどの露店約20店がずらりと並んだ。子どもたちは射的でお目当ての景品を撃ち落としては「当たった」などと歓声を上げていた。

 金魚すくいで6匹の金魚をとったという朝陽小学校(同市)3年生の中田瑠海(るあ)君は「輪投げと射的と金魚すくいで遊んだ。ちょっとどきどきしたけどうまくいった。楽しかった」と満足げに語った。

 弘前露店商業組合によると、今年は6~8月をピークに10月まで、市内を中心に約70カ所で宵宮が開かれる。

弘前市内のトップを切って行われた「山観の宵宮」で射的を楽しむ子どもたち

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