そびえ立つモンスター 樹氷まだまだ見ごろ/八甲田

さまざまな形の「スノーモンスター」の間を縫って進むスキーヤー

 春が近づく中、日本三大樹氷として屈指の景観を誇る八甲田ではまだまだ迫力ある樹氷を見ることができる。5日、八甲田ロープウェー山頂駅から北八甲田の赤倉岳、井戸岳、大岳のコース往復約8キロを約6時間かけて縦走した。

 好天とあって、山麓駅では午前8時の時点でスキーヤーやスノーボーダー、スノーシューでのトレッキングを楽しむ人たちが建物の外まで列を作った。山頂の気温は氷点下4度とはいえ、暖かな日の光が降り注ぎ、無風とあってさほど寒さを感じない。山頂駅の目の前にも樹氷があるが、赤倉岳を目指して20分ほど歩くと、さらに大きな、さまざまな形の「スノーモンスター」が楽しめる。

 左側が切れ落ちた道を進み赤倉岳の山頂へ。さらに進むと、井戸岳山頂付近には夏道の柱とロープに付いた「エビの尻尾」と呼ばれる氷塊が等間隔に並ぶ。井戸岳を下ると雪と氷で覆われた大岳鞍部(あんぶ)避難小屋。振り返ると井戸岳のハート形の噴火口跡が、雪に覆われはっきりと分かる。

 360度見渡せる大岳山頂では、大勢の人が岩木山や遠くに見える岩手山をはじめ、周辺の山々の眺望に見とれていた。

左側が大きく切れ落ちた道を、赤倉岳山頂に向けて進む人たち

大岳側から望む井戸岳の噴火口跡。雪に覆われ、ハート形に見える

青森市

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