ドスイカを使った「マリネ」 能代のレストラン「セブンズノット」料理長直伝

きれいに盛り付けられたドスイカのマリネ
 秋田県八峰町の若手漁師が2021年に立ち上げた魚介類販売会社「fish door」(フィッシュドア、菊地陽一社長)は、岩館漁港と八森漁港で水揚げされる未利用魚を産直サイトなどで販売している。


 フィッシュドアで購入したドスイカを「ホテルセブンズアンカレッジ能代」(能代市中和)のレストラン「セブンズノット」に持って行った。料理長の山田昌也さん(64)にレシピを考えてほしいと依頼すると快く引き受けてくれた。

 洋食が専門で料理人歴40年以上の山田さんだが、ドスイカとは初対面。生で試食してもらうと「味が薄めで歯応えがなく、口の中ですぐに溶けてしまう」。天ぷらにしてみると「衣が剥がれて上手に揚がらない…」。二つ返事で引き受けてくれた山田さんだがいろいろ試すうちに顔が曇り、「あんまり期待しないで」と弱音をこぼした。

 数日後に再び訪れてみると、山田さんがゆでたドスイカを出してくれた。タルタルソースをつけて食べてみると生で食べた時よりも歯応えがあり、水っぽさがなくなっていた。「ボイルで食べるのが一番いいんじゃないか」と山田さん。

 この発見を機に、ドスイカがおしゃれな一皿に生まれ変わった。

 さらに数日後、レシピが完成したとの連絡を山田さんからもらい、セブンズノットに行くと、きれいに盛り付けられたマリネが出てきた。真っ白なドスイカの身に色鮮やかな野菜が映え、調理前の見た目からは想像できないあか抜けた姿になっていた。

 口に入れてみると、やわらかいドスイカとシャキシャキとした野菜の異なる食感が楽しめた。味は癖がなく、ビネガーの爽やかな酸味が広がり食べやすい。調理工程はゆでて切って漬けるだけで、挑戦しやすそうだ。

 「ドスイカはよく味がなじむので、野菜の切れ端などと一緒にゆでることで風味が良くなる。皮はゆでている時に自然にむけてくるので手間がかからない」と、山田さん。ゆでるだけでも食感は良くなるが、マリネ液に漬け込むことで身がさらに引き締まるという。「完成したマリネは冷蔵庫で保存すれば4、5日は持つので、作り置きして献立に加えてほしい」と話した。
 
【材料(作りやすい分量)】
冷凍ドスイカ1パック(3、4杯)、タマネギ1個、ニンジン1本、セロリ1本、パプリカ(赤、黄各2分の1個ずつ)、レモン輪切り5枚、マリネ液(白ワインビネガーとオリーブ油3対7に塩こしょう少々を加え混ぜたもの)適量、ローリエ1枚

【作り方】
(1)ドスイカは流水で解凍する。ニンジンとセロリ、パプリカは千切り、タマネギは薄切りにする。
(2)鍋にセロリの葉、ニンジンとタマネギの切れ端、ローリエ、塩少々(分量外)を入れてお湯を沸かし、ドスイカを入れる。ドスイカに火が通り皮がむけてきたら氷水に移して冷やす。粗熱が取れたらキッチンペーパーで水気を取り一口大に切る。
(3)切ったドスイカと野菜を保存容器に詰める。レモンを軽く搾って入れ、食材が浸るくらいマリネ液を注ぐ。1、2日冷蔵庫に入れて漬け込む。

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