拝殿で激しくもみ合う 横手市大森町で今年初の梵天行事

梵天を担いで参道を進む参加者
 秋田県横手市大森町の三助稲荷神社で3日、県内で今年に入って初めての梵天行事が行われた。地元の川西地区の住民が8本の梵天を奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全、商売繁盛を祈った。

 各集落の男衆は午前10時半ごろ、梵天を担いで境内に集まった。雪が降りしきる中、「ジョヤサ、ジョヤサ」のかけ声とともに力強い足取りで拝殿へと進み、梵天を奉納した。来年のえと「午(うま)」にちなんだウマのぬいぐるみを頭飾りにするなど、ユニークで色彩豊かな梵天が並んだ。拝殿でもみ合った後、えびす俵に入っていた餅やミカン、お菓子などを見物客にまいた。

 帰省に合わせて地元の上村集落の一員として初めて梵天を奉納した岩手大3年の佐々木柊平さん(20)=盛岡市=は「小さい頃から見に来ていた行事だが、拝殿の中であんなにもみ合いになるとは思わずびっくり。年齢関係なくぶつかり合えてとても楽しかった」と充実した表情で語った。

 行事は県記録選択無形民俗文化財。神社は永禄年間(1558~70年)の創建で、梵天奉納行事は200年以上の歴史があるとされる。

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