明治・大正時代の財閥の邸宅だった、青森県八戸市本徒士町にある国登録有形文化財「更上閣」で、えんぶりを間近で堪能できる「お庭えんぶり」が20日まで行われている。八戸地方えんぶり保存振興会が主催。18日は特別公演として、会場スタッフが明治時代をイメージした衣装に身を包み、当時の空間を演出した。県内外から集まった見物客は、明治の風情を味わいながらひとときを過ごした。
横町えんぶり組がゆったりとした動きが特徴の「ながえんぶり」、糠塚えんぶり組がテンポが速く激しい動きの「どうさいえんぶり」をそれぞれ披露した。
神奈川県から訪れた70代の主婦鈴木生子(いくこ)さんは「えんぶりは初めて見たが、子どもたちの舞がとてもかわいらしかった。若いスタッフたちが、親が昔に着ていたような着物姿だったのもよかった」と話した。
えんぶり組が地主の邸宅で舞ったかつての姿を再現したお庭えんぶりは、2004年から開催。期間中は更上閣の座敷に設置した100席の観覧席で各えんぶり組の「摺(す)り」を楽しめる。
特別公演は県の実証事業で今年初めて実施。客席を60席に減らして観客がくつろげるスペースを確保し、スタッフは着物にかっぽう着姿で甘酒やせんべい汁を配膳、明治時代の雰囲気を演出した。県によると、18日の2公演計120席は今月1日の予約開始日に完売したという。
八戸えんぶりは18日、お庭えんぶりのほか、市庁前市民広場のかがり火えんぶりや市公会堂でえんぶり公演などを行った。最終日の20日まで市内各地でさまざまな催しが開かれる。
横町えんぶり組がゆったりとした動きが特徴の「ながえんぶり」、糠塚えんぶり組がテンポが速く激しい動きの「どうさいえんぶり」をそれぞれ披露した。
神奈川県から訪れた70代の主婦鈴木生子(いくこ)さんは「えんぶりは初めて見たが、子どもたちの舞がとてもかわいらしかった。若いスタッフたちが、親が昔に着ていたような着物姿だったのもよかった」と話した。
えんぶり組が地主の邸宅で舞ったかつての姿を再現したお庭えんぶりは、2004年から開催。期間中は更上閣の座敷に設置した100席の観覧席で各えんぶり組の「摺(す)り」を楽しめる。
特別公演は県の実証事業で今年初めて実施。客席を60席に減らして観客がくつろげるスペースを確保し、スタッフは着物にかっぽう着姿で甘酒やせんべい汁を配膳、明治時代の雰囲気を演出した。県によると、18日の2公演計120席は今月1日の予約開始日に完売したという。
八戸えんぶりは18日、お庭えんぶりのほか、市庁前市民広場のかがり火えんぶりや市公会堂でえんぶり公演などを行った。最終日の20日まで市内各地でさまざまな催しが開かれる。