津鉄・毘沙門駅に毘沙門天ねぶた面出現

毘沙門天のねぶたの面を見上げる制作者の小関さん(手前)ら=16日、五所川原市の毘沙門駅

 インターネット・gooランキングの「日本一かっこいい『駅の名前』ランキング」で今年、全国1位に輝いた津軽鉄道の毘沙門(びしゃもん)駅(青森県五所川原市)。無人駅で物寂しい雰囲気が漂う待合室に今月、毘沙門天のねぶたの面が出現した。

 面は縦70センチ、横50センチ。待合室の天井付近から迫力のある毘沙門天がにらみを利かせている。制作者は「とよごろう2」の名前で制作活動をしている小関豊光さん(73)=同市。

 小関さんはねぶた好きが高じて独学で技術を磨き、約5年前からねぶたの面の制作を開始。これまで大小約80体を作ってきた。津鉄で乗客数が最少の同駅が駅名日本一になったことを東奥日報の報道で知り、たまたま制作していた毘沙門天の面の寄贈を津鉄に打診。今月上旬に飾られた。

 小関さんは「市民として駅名日本一はうれしいし、訪れる人が少しでも増えてほしい。県内外の人たちをねぶたで迎えたい」と話す。津鉄を盛り上げるため、将来的には「全駅にねぶたの面を飾りたい」としている。

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