湖と紅葉 コントラスト鮮やか/八戸・南郷

秋の日差しを受け、彩りを増す青葉湖周辺の紅葉=5日午前、八戸市南郷(東奥日報のドローンから撮影)

 青森県八戸市南郷地区の青葉湖付近で紅葉が見ごろを迎えた。湖の周囲はナラやケヤキの黄色、ヤマモミジなどの赤で彩られ、湖水とのコントラストが鮮やか。青空が一時広がった5日は多くの行楽客が訪れ、秋最終盤の一日を楽しんだ。

 青葉湖は、新井田川上流の世増(よまさり)ダムによる人造湖。南郷観光協会によると、今季の紅葉は平年並みの10月末に始まった。湖の水温は10度前後と比較的温かく、周辺では風向きによって紅葉が遅い場所や、これから色づくところもあるという。

 この日、周囲を巡る道路や湖を渡る橋は自家用車が行き交い、行楽客は車窓から周囲を染める紅葉を満喫。展望台では広大な風景にスマートフォンやカメラを向け、秋の思い出となる写真や動画を撮影した。八戸市の福井千浩さん(52)は「年ごとに色合いが違う紅葉に引かれ、毎年のように来ています」と話した。

 同協会によると、青葉湖付近の紅葉は10日ごろまでまでが見ごろという。

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