下北牛の地元消費へステーキ弁当開発/むつ

パザパが開発した「下北牛のステーキ弁当 旬の野菜を添えて」

 青森県むつ市脇野沢地区で育てられたブランド牛「下北牛」の地元消費につなげようと、同市の「レストラン&ワインバー パザパ」がステーキ弁当を開発した。上質な赤身肉と味に定評があるものの、むつ下北地域で食べられる店がないことから、弁当で広くアピールしていく。

 下北牛は、同市の「サンマモルワイナリー」の系列企業である農業法人「エムケイヴィンヤード」(北村良久社長)が、2015年に脇野沢地区で生産を開始した短角牛。北村社長によると、主に地元の牧草を餌にし、出荷前には飼料として乳酸菌を与える。

 県内のホテルなどで提供されているものの、年間出荷数25頭と限りがある。パザパのオーナーシェフ・新保敬仁さんは「下北で食べられないのか-という問い合わせもあり、地元で消費されないのはもったいないと思った」と話す。

 開発した「下北牛のステーキ弁当 旬の野菜を添えて」は、ミディアムに焼き上げた下北牛を東通村産のご飯の上にのせ、赤ワインやしょうゆなどを使ったソースをかけた。1個2700円(税込み)で、11月以降、イベントで販売するほか、パザパの交流サイト(SNS)で予約注文(10個以上)を受け付ける予定。

 26日、宮下宗一郎市長と共にパザパで試食した北村社長は「市民に地元の牛を知ってもらう機会が増え、ありがたい」と話した。

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