炎天の幻想世界―平川・猿賀公園のハス

見ごろを迎えた猿賀公園のハスの花。日差しを浴び、緑の葉とのコントラストが一層鮮やかに=30日午前9時半ごろ、平川市猿賀

 高気圧に覆われた青森県内は30日、三戸で今年一番の暑さとなる34.4度を記録するなど23観測地点のうち9地点で最高気温が30度を超える真夏日となった。青森地方気象台によると、ほかの地点の最高気温は、平川市碇ケ関32.3度、八戸31.0度、弘前30.4度、青森29.8度など。午前中から晴れ間が広がった平川市では、猿賀公園のハスの花が見ごろを迎え、多くの市民らが観賞に訪れた。

 同公園はハスの名所として知られ、国内北限の群生地とされる。鏡ケ池一面に「和蓮(われん)」という品種が咲き誇る。平川市観光協会によると、今年は例年より1週間ほど早い6日に開花。30日は午前中から強い日差しが照りつける中、多くの家族連れらが公園を訪れ、池を覆う葉の中から顔を見せる淡いピンク色の花を写真に収めるなどしていた。青森市の吉岡昌義さん(55)は「暑いけれど、花に見入ってしまう」と話した。

 見ごろは8月いっぱい続くという。花は午後にしぼむため同協会は午前中の観賞を勧めている。

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