日本三大霊場の一つ、青森県むつ市の恐山で20日、夏の大祭が始まった。県内外から多くの参拝者が訪れ、亡き人の面影をしのんだ。
恐山は「人は死ねば、お山(恐山)に行く」と言い伝えられ、昔から「大祭の時期に地蔵に祈れば亡くなった人の苦難を救う」と信仰を集めてきた。
参拝者は小雨が降る中、荒涼とした岩場や宇曽利山湖の岸辺などを巡り、地蔵にそっと手を合わせた。時折風が吹くと、あちこちに立てられた風車が回り、カラカラという音と鳥の声だけが響いていた。
青森市から訪れた60代男性は「昨年亡くなった父の供養のために来た。これからもずっと家族を見守ってほしい」と話した。
夏の大祭は24日まで。開門時間は午前6時~午後6時で、僧侶らが列をなして藩政時代の山主の参拝を再現する「山主上山式(さんしゅじょうざんしき)」は簡略化して行う。また、境内の一角では死者の霊を呼び寄せるというイタコの口寄せを行っている。
恐山は「人は死ねば、お山(恐山)に行く」と言い伝えられ、昔から「大祭の時期に地蔵に祈れば亡くなった人の苦難を救う」と信仰を集めてきた。
参拝者は小雨が降る中、荒涼とした岩場や宇曽利山湖の岸辺などを巡り、地蔵にそっと手を合わせた。時折風が吹くと、あちこちに立てられた風車が回り、カラカラという音と鳥の声だけが響いていた。
青森市から訪れた60代男性は「昨年亡くなった父の供養のために来た。これからもずっと家族を見守ってほしい」と話した。
夏の大祭は24日まで。開門時間は午前6時~午後6時で、僧侶らが列をなして藩政時代の山主の参拝を再現する「山主上山式(さんしゅじょうざんしき)」は簡略化して行う。また、境内の一角では死者の霊を呼び寄せるというイタコの口寄せを行っている。