新型コロナウイルスの影響で1月から休館していた青い森鉄道「向山駅ミュージアム」(青森県おいらせ町)が19日、展示を本格的に再開する。また、運営する向山駅愛好会は2012年の発足から10年を記念し、今年9月25日に式典を開く。1922年に向山駅の前身の「木ノ下信号場」開設から100年とも重なり、足跡を振り返る記念誌も作成する。
ミュージアムは、無人駅に残されていた鉄道グッズを地元町内会有志が整理、展示したのが始まり。国鉄時代の看板や時刻表、工具などを目当てに鉄道ファンが集うようになり、町内会から発展した愛好会が運営を続けてきた。
県や町の公共施設休館に準じて運営を休止する中、愛好会員たちは遺物を再分類。並行して、10周年を記念し、会員やファン同士が思い出を語り合う場を用意しようと準備してきた。
会長の中村淳悦さん(68)は「有人駅時代の職員や、駅舎建設に携わった人が資料を提供するなど輪が広がった」と振り返り、「無人駅がにぎわい創出の場になるとは思わなかった。鉄道をキーワードに地道に活動を続けたい」と話していた。記念誌は駅の年表や古い写真、10年間の活動内容、資料目録など100ページになる見込み。ブログで魅力を発信してきた事務局長の浪岡寿光さん(45)は「あっという間の10年。会員は当初の20人から75人に。交流の拠点になったことがうれしい」と感謝していた。
ミュージアムは、無人駅に残されていた鉄道グッズを地元町内会有志が整理、展示したのが始まり。国鉄時代の看板や時刻表、工具などを目当てに鉄道ファンが集うようになり、町内会から発展した愛好会が運営を続けてきた。
県や町の公共施設休館に準じて運営を休止する中、愛好会員たちは遺物を再分類。並行して、10周年を記念し、会員やファン同士が思い出を語り合う場を用意しようと準備してきた。
会長の中村淳悦さん(68)は「有人駅時代の職員や、駅舎建設に携わった人が資料を提供するなど輪が広がった」と振り返り、「無人駅がにぎわい創出の場になるとは思わなかった。鉄道をキーワードに地道に活動を続けたい」と話していた。記念誌は駅の年表や古い写真、10年間の活動内容、資料目録など100ページになる見込み。ブログで魅力を発信してきた事務局長の浪岡寿光さん(45)は「あっという間の10年。会員は当初の20人から75人に。交流の拠点になったことがうれしい」と感謝していた。