いっぱいの絵 青い森鉄道・向山駅彩る

駅舎の窓に絵を描く子どもたち

 青い森鉄道・向山駅(青森県おいらせ町)の駅舎で9日、窓に絵を描き駅舎を彩るイベントが行われた。窓は電車や動物、花などのカラフルな絵でいっぱいになり、駅舎全体がにぎやかな雰囲気となった。毎年恒例の「向山駅祭り」に合わせ、16日午前10時からお披露目イベントを開く。

 アートを通じ地域振興を図る県の事業の一環。町内外から計約40人が参加した。八戸市でまちづくりに携わる今川和佳子さん(47)が、大まかなデザインの方向性を決めた。

 参加した子どもらは、特殊なクレヨンで窓ガラスにカラフルな絵を描き出した。いちょう公園の「日本一の自由の女神像」や、阿光坊古墳群から見つかった勾玉(まがたま)など町に関係するものの絵も多く描かれた。

 家族4人で訪れた下田小4年の吉田久実夏(くみか)さんは「勾玉の形をうまく描けた。みんなでにぎやかにできて楽しい」と話した。

 向山駅は無人駅。駅舎は現在、町民を中心とした有志がミュージアムとして活用している。

さまざまな絵で彩られていく向山駅の駅舎

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