北東北の競馬 歩みたどる/三沢・先人記念館

名馬グリーングラスの写真などが展示されている企画展。左が監修に当たった梅津さん

 青森県三沢市の先人記念館で、北東北の競馬の歴史をひもとく本年度の第1回企画展「北東北の競馬史」が開かれている。北東北から巣立った名馬を中心とした資料約20点が展示され、訪れたファンの心を熱くさせている。7月10日まで。

 明治政府は軍馬の改良や増産を目指し競馬を奨励。北東北はかつて、北海道をしのぐほどのサラブレッド生産地だった。競馬がレジャーとして浸透しゲームでも人気を呼ぶ今、一時代を築いた北東北産馬の歩みを市民に改めて知ってもらおうと企画された。

 見どころは諏訪牧場(七戸町)で誕生し、「緑の刺客」として一世を風靡(ふうび)したグリーングラスの資料。1979年の有馬記念を制して年度代表馬に選出されたときの記念写真が、牧場側の了解を得て初公開されている。2020年に県産馬として12年ぶりの重賞タイトルをつかんだ同牧場のミライヘノツバサや小岩井農場(岩手県)産の有名馬のほか、青森、八戸、金木にかつてあった競馬場についてもパネルで紹介されている。

 三沢市谷地頭には明治時代、旧会津藩士・廣澤安任(やすとう)(1830~91年)によって日本初の民間洋式牧場「開牧社」が開設されるなど馬と縁が深い。競馬愛あふれる企画展の監修に当たった学芸員の梅津彩希(さき)さん(26)は「こうした企画が少しでも地方競馬の盛り上がりにつながれば。人馬とも命を懸けて走る競馬の魅力に浸ってほしい」と話した。

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