仮想空間で奥津軽サイクリング/かなぎ元気村(五所川原)

スクリーンに映し出された奥津軽コースを見ながらデモンストレーション走行する関係者=五所川原市の「かだるべぇ」

 青森県五所川原市の一般社団法人かなぎ元気村(伊藤一弘代表理事)は、欧州企業のAR(拡張現実)アプリを使い、仮想空間で奥津軽のサイクリングコースを体験できる「奥津軽トレイルバーチャルライド」を開発した。アプリと専用器具を用い、冬場でも屋内にいながら奥津軽を自転車走行している気分を味わえる。伊藤代表理事は「世界の人が楽しめるので奥津軽の魅力を海外に広めるきっかけにしたい」と話す。

 コロナ後の新たな地域観光を探る観光庁の実証事業(事業費約1500万円)を活用。チェコの企業「Virtual Trainings.r.o.」が手掛けるARアプリ「ROUVY(ルービー)」に、高山稲荷神社から木造駅(全長22.2キロ)、十三湖一周(同28.5キロ)、竜泊ライン(同34.3キロ)の3コースを掲載した。

 スマホやパソコンにアプリをダウンロードし希望のコースを選択すると、事前に撮影したコースの画像が画面表示される。通信機能付きローラー台(スマートトレーナー)と自転車を接続することで、奥津軽の景観の中を自転車で走る感覚を体感できる。奥津軽の3コースは11日からルービーで運用されており、既に世界各国で約5千人が利用しているという。

 同市の観光施設「かだるべぇ」で13日、五所川原、つがる、中泊3市町の観光担当者を集め、伊藤代表理事やバーチャルライドコース構築に携わったサイクリングガイド江利山元気さん(青森市)らがデモ走行して内容を披露した。伊藤代表理事は「各自治体が連携してイベントなどにバーチャルライドを使ってもらい、世界に奥津軽の自然や文化を発信していければ」と期待を膨らませた。

 バーチャルライドは「かだるべぇ」に2台常設し、有料で乗車体験できるように整備する。

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